「現実」はアウトプットでしか変わらない
アウトプット大全 本文より
インプットは「脳内世界」が変わり、アウトプットで「現実世界」が変わる。

こんにちは。
理系大学生ブロガーのkeitaです。
最近人気のビジネス書である「アウトプット大全」を読みました。
本屋で見たとき「おっ、これは」と思って衝動買いしてしまいました。
ブログを始めてからアウトプットが大切という情報を見続けてきたので見た瞬間手に取りました。
そして読んでみた結果、圧倒的に良書でした。
僕の人生の教科書になるかもしれないってぐらいに何回も見返したい本でした。
ということで、今回は「アウトプット大全」について書いていきます!
どんな本か?
「アウトプット大全」ではインプットした知識を上手くアウトプットすることで、現実世界が大きく変わるということをまとめた本です。
見開きごとにアウトプットの極意がまとめられていてめちゃくちゃ読みやすかったです。
- 勉強はしているのに結果が出ない
- 効率のいい学習法を身に付けたい
- 行動力が欲しい
ビジネス書として人気になっていますが、それに限らず書いてあることを意識するだけでほんとに人生変わります。
まさに「人生の教科書」といえる一冊です。
内容と感想
本書の中で僕の印象に残った部分とそれに関する感想を書いていきます。
アウトプットの基本法則
本書の中で「アウトプットの基本法則」として以下の4つが挙げられています。
・2週間に3回使った情報は、長期記憶される
・出力と入力のサイクル「成長の螺旋階段」
・インプットとアウトプットの黄金比は3:7
・アウトプットの結果を見直し、次にいかす
アウトプット大全 本文より
中でも僕が特に「これは有用な情報だ!」と思ったのは3つ目です。
普段生活している中だとインプットに偏りがちじゃないですか。
ここで言うインプットってのは勉強じゃなくても、例えばテレビやYouTube、漫画、映画なども含まれています。
これらは基本的に受動的に受け取るものです。
そこで得た情報や経験を外に発信することってまあ、少ないですよね(笑)。
けど本来、インプットとアウトプットの割合は3:7が理想的らしいんです。
これは海外の大学でも実験結果が出ています。
例を挙げてみると
- 月に10冊読書するが1冊もアウトプットしない人
- 月に3冊しか読書しないが3冊とも何かしらの形でアウトプットする人
とでは成長しやすいのは後者のようです。
こんなふうにアウトプットしたほうが自己成長しやすいということがわかりやすく書かれています。
そして、これは脳科学にも裏付けられた紛れもない事実だということです。
アウトプットの効率的な仕方
チャプター1ではアウトプットの基礎が説明され、続くチャプター2、3では「じゃあどうすればうまくアウトプットできるのか」について書かれています。
チャプター2 → 科学に裏付けられた、伝わる話し方
チャプター3 → 能力を最大限に引き出す書き方
チャプターごとにいくつか見ていきます。
科学に裏付けられた、伝わる話し方
昨日の出来事を話すのも、立派なアウトプット
アウトプット大全 本文より
「アウトプットが苦手」な人はこれからスタートしてみましょう。
読んだこと、聞いたこと、経験したことなどを家族や友人、同僚に話すことも脳の活性化や記憶の定着につながるそうです。
コツは「自分の意見」「自分の気付き」をひとつでいいので盛り込むこと。

これぐらいならば意識すれば誰でもスタートできそうですよね。
気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる
アウトプット大全 本文より
日本人は特に「相談すること」が苦手です。
ですが、人に相談することで対処法が示されたり、自分の中で整理されることによって「自分でコントロールできそう」と思えることが大切なようです。
「コントロールできる」という感覚でストレスの影響が減少します。
悩んだときは自分一人で悩まずに誰かに「相談」しましょう。
すべてがうまくいく魔法の言葉「ありがとう」
アウトプット大全 本文より
脳科学的にも「感謝することは健康にいい」という結果が出てるみたいで驚きました。
感謝することによって分泌される4つの脳内物質によってさまざまなメリットがあるそうです。

「ありがとう」は言う方も言われた方も幸せになりますよね。
能力を最大限に引き出す書き方
書けば書くほど、脳が活性化する
アウトプット大全 本文より
「話す」「書く」両方ともアウトプットですが、記憶に残りやすいのは「書く」ほうだと言われています。
それはなぜか。
「書く」ことで脳幹網様体賦活系が刺激されるからです。

・・・・・・。
何を言っているのかわかりませんが、要するにここが刺激されると脳が目覚めて集中力や積極性が増すらしいんです。
その方法として最も簡単なのが「書く」こと。
「書く」アウトプットは脳科学的にも効果的ということです。

小学校とかでも「書いて覚えよう」と言われましたよね。
タイピングよりも圧倒的な手書きの効果
アウトプット大全 本文より
勉強などでノートを取るとき、手書きのほうが記憶に残りやすいみたいなんです。
海外の大学での研究結果でも手書きのほうが成績もよく、長い期間の記憶の定着や新しいアイデアを思いつきやすいなどの効果も実証されています。
近年はIT化が進んできているのでパソコンやスマホでメモをする人も増えていますよね。
けど、記憶に残したいなら手書きのほうが勉強効率がイイみたい。
「設計図」しだいで、文章が3倍速で書ける
アウトプット大全 本文より
文章を早く書くためのコツは「制限時間を決めて書く」ことと「頭の中でイメージを決めてから書き始める」ことです。
1つ目の「制限時間を決める」のは、経験があるんじゃないでしょうか。
学校の課題などもこの時間内に提出と言われた方が、やる気も集中力も上がりますよね。
逆にいつでもいいから提出しろよだとなかなか手が進まないですよね。
2つ目の「頭の中でイメージをしてから書き始める」というのはやるとやらないでは、相当スピードが変わってくるそうです。
書き始める前に「序論・本論・結論」や「起承転結」などの構成を何となくでもいいのでイメージしておくことで、あとはガンガン書くだけになり爆速で書けるそうです。
僕もブログを書いていますが、はじめに「見出し」だけを決めて書き始めるようにしたことでかなり速度が速くなりました。

慣れの部分もありそうです。
初めは、紙とペンで「アイデア出し」から
アウトプット大全 本文より
この本では「抽象化のアナログ、具象化のデジタル」という言葉でまとめられています。
紙とペンなどアナログでの作業は脳が活性化されてアイデアが出やすくなります。
逆にPCやスマホなどのデジタルでの作業はアイデアを具体的に形にしていく作業に向いています。
なので作業段階に合わせてアナログとデジタルを使い分けてみましょう。

ブログネタや企画などが上手く出てこないときは、ノートに考えを吐き出してみましょう。
アウトプット力を高める効果的なトレーニング法
アウトプット力はトレーニングによって高めることができます。
そしてこの本では効果的なトレーニング方法を紹介しています。
- 日記を書く
- 健康について記録する
- 読書感想を書く
- 情報発信をする
- SNSに書く
- ブログを書く
- 趣味について書く
このようなトレーニング方法でアウトプット力を高めることができるようです。
本ではひとつひとつ詳しく書かれているのでぜひ読んでみてください。
僕のおススメは手軽にできるSNSとブログです。
この2つはほんとにアウトプットに最適だと思います。
それに僕の考えとして人に見てもらうことが大切かなと思っているので、この方法がいいじゃないかなと思います。
是非やってみたいと思った方は今すぐ始めてみましょう。
まとめ:この本は教科書レベルです
「現実」はアウトプットでしか変わらない
この言葉が響きました。
勉強や読書で知識をため込んでもそれを外に出さないと、現実世界は変わらない。
ホントにその通りだと思います。
この本はその本質や方法など全部教えてくれます。
紹介した内容はほんとにごくわずかで、実際に読んでみないとわからない情報が山ほどありました。
さらにそれらが脳科学や海外の研究に基づいて証明されていることなので、確実な情報なんです。
結論、めちゃくちゃ有益な本でした。
社会人の教科書レベルに感じました。
実際読んでみてください。

アウトプットで人生変わるかもしれません。
それでは。
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